★前回の記事はこちらから↓
こんにちは、未来空間株式会社の広報担当です!
7月も下旬となり暑い日が続きますね。
暑い日が続くとキッチンや浴室の排水口からの臭いが気になりませんか?
お風呂の排水口は、髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カスなどが溜まりやすい場所です。
お風呂場の中でも特に汚れやすく、定期的な掃除が欠かせない場所といえます。
しかし、中には「排水口はどうやって掃除したらいいの?」「簡単に掃除する方法はある?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はお風呂掃除で排水口を綺麗にする方法や手順を詳しく解説します。
排水口の汚れを防ぐ方法や汚れが落とせない場合のおすすめの対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
排水口の汚れは放置していると悪臭が発生する原因にもなるため、本記事で紹介する方法で定期的に綺麗にして清潔な状態を保ちましょう✨
お風呂の排水口(排水溝)のタイプは2種類ある
お風呂掃除の前に、まずは排水口(排水溝)の構造を理解しておきましょう!
水回りでは、「排水口」と「排水溝」が重要な役割を果たしており、それぞれが果たす役割は異なります。
まず、排水口は排水を効率的に排出する役割があり、主に室内のキッチンや洗面所、お風呂場などに設置されています。
排水溝は主に屋外に設置されていて、雨水などを効率的に排出している点が特徴です。
さらに、お風呂場の排水口には主に「排水トラップタイプ」と「封水筒タイプ」の2種類があるため、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう!
排水トラップタイプ
排水トラップタイプは、ゴミやホコリなどの異物をキャッチしつつ、効率よく排水が行える排水口です。
主にお風呂場では排水トラップタイプが採用されています。
目皿・ゴミの受け皿・排水トラップ本体で構成されており、流れてきた排水は目皿から排水口の内部に流れ、ゴミやホコリなどは受け皿でキャッチします。
その後、排水トラップ本体から排水管に流れていく仕組みです。
受け皿にゴミやホコリが集約されるため掃除しやすいほか、下水からの臭いを効率的に防ぐことができる点がメリットです。
排水トラップ本体には、常に一定量の水が溜まるように設計されていて、下水からの臭いや害虫の侵入を防いでいます。
排水トラップタイプの排水口を掃除する場合は、内部の受け皿や排水トラップ本体に破損などの異常がないかどうかも確認してみてくださいね。
封水筒タイプ
封水筒タイプは、下水からの臭いを防ぐことに特化している排水口です。
近年ではお風呂場の排水口に採用されることは少なくなっていますが、多くの住宅で採用されているタイプの一つです。
基本的には蓋・ゴミの受け皿・封水筒・排水トラップ本体で構成されていて、封水筒の内部に水が一定量溜まることで下水からの臭いや害虫の侵入を防止できます。
封水筒がある分、より多くの水量を保てるため排水トラップタイプと比べて臭いの遮断効果が優れています。
しかし、長期間お風呂場を使用しない場合は封水筒に溜まった水が減少してしまい、臭いの遮断効果が落ちる可能性がある点に注意が必要です。
お風呂場を使用しない間も効果を維持するには、水量のチェックや定期的な水の補充が欠かせません。
排水トラップタイプと比べて内部の構造がやや複雑なため、掃除しづらい場合があります。
部品に異常がないか、内部にゴミが溜まっていないかなどをチェックして、清潔な状態を保ちましょう。
お風呂の排水口(排水溝)が汚れる5つの原因
お風呂場の排水口が汚れてしまう原因は、主に以下の5つです。
・髪の毛
・皮脂や垢
・石鹸カス
・ホコリなどのゴミ
・カビ
▽髪の毛
抜け落ちた髪の毛は、排水口の受け皿にどんどん溜まっていきます。
人間の髪の毛は、1日に約100本ほどが抜け落ちるとされており、特に家族数人でお風呂に入ったあとは髪の毛で汚れていることが多いでしょう。
髪の毛はほかの汚れと絡まりやすく、特に皮脂汚れや石鹸カスと絡み合ってドロドロとした汚れになる場合があります。
また、ホコリなどのほかのゴミも巻き込みやすいため、定期的に排水口をチェックして髪の毛が溜まっていればすぐに取り除いた方がよいでしょう。
排水口の髪の毛を放置すると、ゴミの受け皿を塞いでしまって流れが悪くなることがあります。
ドロドロとした汚れになると余計に排水の流れを堰き止めてしまうので、定期的な排水口のチェックが欠かせません。
▽皮脂や垢
皮脂や垢も排水口が汚れる原因の一つです。体を洗うたびに皮脂や垢、角質などが剥がれ落ちて排水口に溜まっていきます。
目に見える汚れではありませんが、排水口のドロドロとした汚れは皮脂や垢が原因であると考えてよいでしょう。
ドロドロとした汚れは排水口を詰まらせやすいため、すぐに取り除く必要があります。
皮脂や垢は弱酸性の汚れであるため、重曹やオキシクリーンなどのアルカリ性の洗剤を使うと落としやすくなります。
▽石鹸カス
石鹸カスとは、シャンプーやボディーソープ、石鹸などの成分と水道水のカルシウムやマグネシウムが反応して生じる汚れのことです。
髪の毛や皮脂・垢と混ざることでドロドロとした汚れに変化します。
石鹸カスが排水口に付着すると落としづらく、髪の毛や皮脂・垢などと混ざり合って大きくなり、排水口を詰まらせる原因になるため注意しなければなりません。
石鹸カスは、「金属石鹸」による白い汚れと「酸性石鹸」による黒っぽい汚れの2種類に分けられます。
金属石鹸による汚れには酸性、酸性石鹸による汚れにはアルカリ性など効果的な洗剤が異なるため、掃除する際は使い分けが必要です。
▽ホコリなどのゴミ
ホコリなどのゴミも、排水口が汚れる原因の一つです。特に、体に付着した衣服の繊維や毛玉、靴下の繊維などが主な汚れの原因としてあげれます。
ホコリなどのゴミ単体であれば問題なく排水口に流れていくことが多いですが、皮脂汚れや垢、石鹸カスなどと絡み合うことで詰まりやすくなり、排水口を汚してしまいます。
▽カビ
カビは、排水口に髪の毛や皮脂汚れ、垢や石鹸カスなどが溜まっていると発生しやすくなります。
お風呂場はもともと湿度が高くカビが繁殖しやすい環境ですが、排水口に溜まっている汚れがカビの餌となり、より繁殖を促してしまうのです。
そのため、こまめに排水口を掃除しなければカビが発生してしまい、簡単には落とせない黒ずみの汚れが付着するため注意が必要です。
▽固形物(カミソリの刃・ラベルなど)
カミソリの替刃であったり、各種洗剤のラベルといった固形物を誤って排水口に流してしまった場合、それらが詰まりの原因となってしまいます。
もしこうした固形物が排水口の奥まで流れてしまった上で詰まりの原因となっている場合、自力で回収することは難しいでしょう。
排水口の奥に詰まった固形物を回収したい場合は、浴室クリーニング業者に依頼して対応してもらうのが近道です。
お風呂の排水口を掃除する前に構造を理解しよう
お風呂の排水構造は図のように、洗い場側、浴槽側それぞれの排水口と排水管がつながった構造になっています。
そのため、普段お風呂を使用するとそれぞれの排水口から汚れが発生してしまいます。
また、排水口にはさまざまなタイプがありますが、洗い場側は封水筒タイプ、浴槽側はワンプッシュ式が一般的です。
お風呂の排水口の掃除方法とは?
洗い場側と浴槽側それぞれの掃除方法を解説していきます。
【洗い場側の排水口】
■所要時間:10分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:週に1回
今回は封水筒タイプの排水口を例に掃除方法をご紹介します。
掃除方法の手順としてはまず、排水口蓋やヘアキャッチャー、ゴムパッキン、内側にある封水筒を分解して外していきます。
続いて、それぞれの容器にたまった髪の毛やごみを取り除き、部品に付着した汚れ、ヘアキャッチャーを通り抜けた排水口の奥にたまるぬめりに対し、スポンジを使ってこすり洗いをしましょう。
最後に全体を洗い流せば掃除の完了です。
【浴槽側の排水口】
■所要時間:5分
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:毎日
浴槽側の排水口は、排水栓と排水コアに分かれているため、まずは部品を分解します。
部品を分解したら、排水コアにからまった髪の毛やごみを取り除きます。
続いて、使い古した歯ブラシを使って、排水栓の蓋の裏や、排水コアの細かい部分を入念に掃除しましょう。
最後に取り外した部品を排水口に戻したら完了です。
なお、排水栓がゴム栓タイプのものでも、掃除方法は変わりません。
排水口を触らずに掃除するなら、パイプクリーナーがおすすめ!
パイプクリーナーを使用すれば、排水口にたまったぬめりや髪の毛、汚れなどを溶かせるので便利です。
掃除を行なう際は、液体パイプクリーナーを直接排水口から注ぎましょう。
30分程度経過したら水で洗い流して完了です。
ただし、パイプクリーナーは髪の毛を溶かすほど強力な洗剤なので、目に入ったり、髪や手肌に付いたりしないように注意しましょう。
▽おすすめパイプクリーナー|花王(Kao) 【業務用 パイプクリーナー】パイプハイター 高粘度ジェル 本体 2kg(プロフェッショナルシリーズ)
https://amzn.to/40zOdxw
●高粘度ジェルがパイプに密着し、排水パイプに付着した髪の毛・ヌメリを溶かして落とします。
●定期的に使うことで、ニオイやつまりが防止できます。
●マイルドな香りで、嫌なニオイがこもりません。※換気は必ず行ってください
▽おすすめパイプクリーナー|パイプユニッシュ パイプクリーナー
https://amzn.to/475BGWu
- 汚れに密着して溶かす、パイプクリーナー
- 日本製
- 配水管・排水溝のつまりやニオイを解消するパイプ洗浄剤
- 高粘度ジェルが汚れにしっかり密着
- 髪の毛やヘドロを強力分解
- キッチンやお風呂など、あらゆる排水口・パイプ・下水道に使える
お風呂の排水管の掃除方法とは?
■所要時間:5分~
■難易度:★☆☆☆☆
■掃除頻度の目安:排水の流れが悪くなったら
排水管も排水口同様に、洗い場側と浴槽側の2か所を掃除します。それぞれ解説していきます。
【洗い場側の排水管】
洗い場側の排水口は封水筒タイプを想定してご紹介します。
洗い場側は、排水トラップ(封水筒や排水ピース)を外すと横に流れる配管の入り口に手が届く構造になっているため、その配管の口付近を、スポンジでこすり洗いします。
なお、このときに小さなスポンジを利用して、誤って排水管に流してしまうと詰まりの原因になるため注意してください。
【浴槽側の排水管】
浴槽側は洗い場側と違って、排水口の口径が小さいことから、専用のワイヤーブラシを使うのがおすすめです。
ワイヤーブラシは、ワイヤーの先端にらせん状のヘッドブラシが付いており、排水管の中の汚れをからめ取る道具です。
ワイヤーブラシは強力な洗剤を使うよりも手軽に行なえるうえに、環境にやさしいというメリットがあります。
まず、ワイヤーブラシを排水口に入れ、排水管の中でブラシをくるくると回し、汚れをからめ取ります。
ブラシを排水口から引き上げ、からめ取った汚れを取り除けば完了です。
▽おすすめワイヤーブラシ|WFGKPXC パイプブラシ
https://amzn.to/4kZBzzj
- 【CPAPホースブラシ】長さは約2メートル、マスクブラシショートは約17センチで簡単に洗浄することができます。
- 【使いやすい】CPAPチューブは奥まで簡単に到達し、効果的に洗浄することができます。
- 【高品質】プラスチックやシリカゲルを傷つけることなく、CPAPチューブやマスクを簡単に清潔にすることができる高品質柔軟ナイロンブラシとステンレスハンドルを採用しています。
【お風呂の排水口掃除】流れが悪くなったら重曹とクエン酸
■所要時間:10分~
■難易度:★★☆☆☆
■掃除頻度の目安:排水の流れが悪くなったら
お風呂の排水口の流れが悪くなった場合は、重曹とクエン酸を使って掃除しましょう。
まず、洗い場側の場合は、排水口蓋、ヘアキャッチャー、内側にある封水筒などの部品を外し、浴槽側の場合、排水栓と排水コアを外します。
部品を外したら、粉末の重曹を排水口に1/2~1カップまきます。
続いて、2L以上のお湯(60度)とクエン酸大さじ2を混ぜて作ったクエン酸水を、排水口にまいた重曹に向かってかけていきます。
重曹とクエン酸の化学反応による発泡の力(急激な二酸化炭素の発生)によって、詰まりが解消されます。
発泡が収まったら、最後に水を流して洗浄すれば掃除の完了です。
【お風呂の排水口掃除】完全に詰まったらラバーカップ
■所要時間:15分~
■難易度:★★★☆☆
■掃除頻度の目安:排水されなくなったら
お風呂の排水口が完全に詰まってしまった場合の対処方法を、洗い場側の排水口を例にご紹介していきます。
ラバーカップは、詰まりを水圧で解消し、水の流れを正常にしてくれます。
洗い場側の排水口が完全に詰まってしまったら、ラバーカップを排水口に吸着させ、押し当てます。
ラバーカップを排水口に押し当てたら、ゆっくり押し込んだ状態から一気に引き上げましょう。
この工程を10回繰り返してもなお水が流れない場合は、専門業者に相談してください。
また、ラバーカップよりも効力の強い真空パイプクリーナーを使用して同様に行なうのも効果的ですのでチェックしてみてください。
お風呂の排水口掃除の負担を減らすには?
お風呂の排水口掃除は、毎日のちょっとした工夫で負担を軽減できます。
排水口を使用しない際には、排水口の蓋を開けておきましょう。
乾かすことで排水口のカビ予防につながります。
また、排水口のヘアキャッチャーを掃除しやすいものに替えたり、使い捨てのタイプを使用したりするのもおすすめですよ。
排水口は、髪の毛やぬめりといった触りたくない汚れが蓄積し、放っておくとさらに掃除が億劫になる場所です。
なるべく汚れをためずに、掃除しやすい環境を保つことが大切です。
これらを参考にぜひ快適な生活を手に入れてください♪