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【放置は厳禁!!】床下のカビ対策で知っておきたいチェックポイント

未来空間

こんにちは、未来空間株式会社の広報担当です!

前回、前々回とシロアリ被害・対策に関する記事でご紹介しましたが、シロアリは「湿気」を非常に好む生物です。
シロアリが発生すると、せっかく建てた大切なお家を傷つけられてしまうため、日頃から予防しておくことが大切です。

家の中がジメジメする、カビ臭いにおいがすると思ったら床下にカビが発生しているかもしれません。
家の中でも床下は湿気が溜まりやすく、カビが生えやすい場所なんです。
新築でも床下にカビは発生するので油断はできません。

床下のカビを放置していると「シックハウス症候群」「害虫の発生」といった二次被害を招きます。
思わぬ被害の拡大を防ぐためにも早急なカビ対策が必要です。

今回は、床下にカビが生える原因やご家庭でできる湿気対策をご紹介します。

 


床下にカビが生える原因は? 自宅の床下をチェックしてみましょう!


まずは、カビの発生原因を確認しておきましょう。
床下に限らず、カビは下記のような条件が揃う場所を好みます。

・適度な温度
・湿度
・栄養分
・酵素

この4つのうち、ひとつでも欠けるとカビは増殖しません。
しかし、床下は土壌に近いので通気が悪く湿気が溜まりやすいため、4つの条件を満たしてしまう可能性が高いのです。

 


床下のカビを放置していると大変です!


床下のカビを放置しておくと、以下のような二次被害を招く恐れがあります。

・部屋がカビ臭くなる

カビの種類や個人差にもよりますが、湿った雑巾や絵の具のような不快な臭いがします。
カビの臭いが気になりはじめると睡眠不足に陥る可能性もあるので注意が必要です。

・シックハウス症候群の原因になる

カビは頭痛や湿疹、喉の痛みなどの体調不良や、アレルギー性疾患を発症させる原因になります。
なお、カビやダニといった微生物による身体の不調は「シックハウス症候群」と呼ばれます。

・害虫が発生する

シロアリもカビと同様に湿気を好みます。
床下に発生したシロアリは床材を食い荒らし、建物の資産価値や寿命を奪います。
また、ゴキブリやムカデなどの害虫もカビを好んで集まってきます。

・最悪の場合、柱などの木部が腐食する

木造住宅だけではなく、鉄筋コンクリート住宅にも多くの木材が使用されています。
カビが発生している床下は湿度が高く結露が発生しているので、木造腐朽菌が繁殖しやすくなり床下部分の木材に損傷を与えます。

 


自宅の床下にカビが生えやすいかチェックしてみましょう


床下にカビが生えやすい家には、「床下が常に湿っている」という共通点かあります。それぞれ詳しく見てみましょう。

・敷地が周囲の土地より低い
周りの土地よりも家の敷地が低い家は敷地内に雨水が流れ込むので、床下が常に湿った状態になります。

・隣家との距離が近い
住宅が密集している地域だと、日当たりだけではなく空気の流れも悪くなるので湿気が溜まりやすくなります。

・床下の空間が狭い
床下の空間が狭いと空気の流れが悪くなるので湿気が溜まりやすくなります。

・敷地よりも床下の土壌が低い
同じ敷地内でも、床下が他の敷地より低ければ雨水が流れ込んでしまいます。

・台風や洪水による雨水の流入
台風や洪水で床下に水が流れ込むと、床下が湿った状態になります。

・排水管からの水漏れ
排水管からの水漏れが原因で床下に水か溜まることもあります。
意外と気づきにくいので注意したいところです。

・元々の土壌が田んぼや沼地などで水分量が多い
家を建てる前の土壌が田んぼや沼地など水分量の多い地域だった場合、土地自体に水分が多く湿気を溜めやすい環境のため対策が必要になります。

 


床下を除カビ・防カビする方法


カビは自然に消滅することはないため、放置は厳禁です。
カビは一度発生するとどんどん繁殖し、除カビ・防カビ工事をしない限り取り除くことはできません。

▽カビの除去が難しい理由は主に3つです。
 

1. カビの発生原因はひとつではない
 

2. カビを除去する際に胞子を吸い込んで身体に悪影響を及ぼす危険性がある
 

3. カビが広範囲に広がっていることがある
 

仮にカビを除去できたとしても、個人の力ではカビのエサとなる雑菌の除菌ができません。

 
なお、カビの再発時に再び除去剤を使用すると、「糸菌」という新たな耐性菌が発生します。

 

糸菌は一般的な除菌剤が効かないので、糸菌から雑菌が繁殖して「除去が極めて難しいカビの発生」に繋がってしまうのです。

 
 
いずれにしても、個人でのカビの除去は一時的な対策に終わる可能性が高く、しつこいカビを誘発する原因にもなります。

作業は個人では難しいため、業者に依頼しましょう。

ここでは、除カビ・防カビの作業手順について詳しく紹介します。

カビの範囲を調査する

床下に潜り、カビの範囲が全体なのか部分的なのかを調査します。
床下が狭く潜るのが難しい場合は、床をはがすこともあります。
手間と費用がかかりますが、カビの見落としを防げるのがメリットです。

また、カビの範囲を調べるのと同時に、漏水がないか、湿度は適切かどうかも確認します。

・除カビ・防カビを行う

カビの範囲が分かったら、専用の薬剤を使用してカビを除去します。
換気するだけ、調湿材を置いただけではカビはなくならないため、必ずカビを取り除きましょう。
床下の土壌にもカビが生えている場合は、土を取り除かなければならないケースもあります。

カビを除去できたら、カビの繁殖を防ぐために防カビ剤でコーティングします。
人体への影響を考慮し、害のない防カビ剤が使用される場合がほとんどです。

 

・カビが発生しにくい環境を整える

カビが発生する可能性をさらに下げるために、防カビ対策を施しましょう。
防カビ対策をすれば、湿気を好むシロアリの発生を防いだり、腐朽菌の繁殖を防いだりすることもできます。

防カビ対策には、床下換気扇・防湿シート・床下調湿材の設置を行う方法があります。

・床下換気扇

床下換気扇は、ファンの風によって床下の空気を循環させ、湿度を外に逃がす効果があります。
水回りの床下や家の北側など、湿気がこもりやすい場所に設置するのがおすすめです。
設置場所が悪いと効果を存分に発揮できないため注意しましょう。

30坪ほどの住宅ならば、2~4台の床下換気扇を設置すると効率的に湿度調整ができます。

・除湿シート

防湿シートは、地面の上に敷いて土壌からの湿気を防止する役割を持つシートです。
厚さは0.1~0.2mmで、ポリエチレン製やEVA樹脂製のシートが主流となっています。
床全面に施工すると非常に効果的です。

・床下調湿剤

床下調湿剤は、湿度が高いと湿気を吸い、低いと湿気を吐き出して湿度を調整する効果があります。
繰り返し吸放湿を行うため、半永久に効果が続くのが特徴です。
代表的な素材には、ゼオライト・シリカゲル・竹炭の3つがあります。

ゼオライトは、表面に目に見えない穴が開いた天然素材で、吸湿性と脱臭力に優れています。
シリカゲルは食品の乾燥剤に使われていることも多い素材で、湿気を吸っても濡れないのが特徴です。
竹炭は吸湿性が高く、消臭・防虫・防菌効果があります。

床下調湿剤は湿度の調整に優れていますが、湿度が異常に高い場所に設置すると調湿剤にカビが生えることもあるため注意しましょう。

 


カビの除去は専門業者への依頼がおすすめ


本格的なカビ対策をするためには、「カビ除去後のカビ防止処理」という2段階処置が必須です。
専門業者に依頼すれば、カビの除去と防カビ処理をまとめて請負ってくれるのでカビの再発を防げます。
防カビ処理と同時に防腐や調湿、床下換気なども行うので安心です。

 

弊社でも無料で床下点検を行っております。
さらにシロアリ対策、防カビ、湿気対策など多岐にわたる施工も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください♪

 

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